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虚構の法治国家 ~一審の裁判長も依願退官~

04/12
昨年のちょうど今頃、二審の大橋弘裁判長が依願退官したことをお伝えしました。
もちろん、刑事告訴されたことが原因で退官されたのかどうかはわかりませんが、新聞の片隅に載っていた最高裁人事でそのことを知った私は、軽い衝撃とともに複雑な心境でした。(詳しくは 「二審の裁判官が依願退官!刑事告訴との因果関係は?」 をご覧ください。)
そして今年、県内版に載っていた最高裁人事で、一審の高原章裁判長の依願退官を知りました。このときは不思議と心の動揺がなく、すんなりと受け入れることができました。


一審の高原章裁判長に対しては刑事告訴をしていません。
それは、どんなにおかしい事実認定であっても、また、どんなにおかしい証拠採用であっても自由心証主義の下に違法性を問うことができないからです。
しかし、二審の大橋弘裁判長と同等以上に、一審の高原章裁判長を罪深く感じるのは、それまで私が抱いていた司法に対する信頼を根底から覆す核ともいうべき存在であるからです。
言い換えれば、日本は国民主権の法治国家であり、裁判所こそは正しい判断をしてくれるはずと信じていたからこそ、国家賠償訴訟を提訴したわけでありますが、その私を完全に失望させ、裁判のデタラメ振りを思う存分思い知らせた張本人が一審の高原章裁判長だったのです。


とにかく、私の一審は特異な経緯を辿りました。
といいましても、後にも先にも私が裁判にかかわったのはこの事件のみですし、他人の裁判を傍聴したこともありませんので、他と比較してどうだというわけではありませんが、誰が見ても明らかにおかしかったのです。


当初は単独の裁判官で行われ、被告の主張がとにかく二転三転していましたので( 「労働基準監督署職員の隠蔽工作が被告国の支離滅裂な主張を誘発(一審・9)」 を参照。)、第3回口頭弁論で第5準備書面を陳述した以降は、被告からは反論らしい反論はありませんでした( 「被告国の主張にとどめを刺し 最終決戦となった私の第5準備書面!(一審・11)」 を参照。)。
被告からの反論がないことを確認した裁判官は、被告の訟務検事の方に向かって、「決まりましたね。」というような感じのことを伝えました。
その瞬間、それまで険しい表情をしていた訟務検事は、こちらを見て微笑みました。


そもそも不安な気持ちで始めた本人訴訟でしたが、実際に始まってみれば、不謹慎かも知れませんが、ある種の知的ゲームという感じで、被告の主張の矛盾を突くのがけっこう痛快でしたし、予想以上に早い決着に、ちょっと拍子抜けしたほどでした。
真相糾明のために、国のほかに2人の公務員も被告に加えていたので、その後の裁判は、その三者の賠償比率を次回まで検討しておくというところで年度末になり、それまでの裁判官は転勤になりました。

ほぼ決まりかけた判決だったのですが、新年度からは、3人の裁判官の合議体(高原章裁判長)で行われ、判決までに、さらに1年もかかってしまうのです。

結局のところ、一審には1年9か月もかかったにもかかわらず、そのほとんどの期間を費やして審理された内容には一切触れられず、書証などの客観的証拠を完全に無視し、それまで二転三転する主張を繰り返し、捏造した証拠まで提出した労働基準監督署職員の虚偽の証言を証拠として採用し、私の請求を退けたのです。

結果に納得できないだけではなく、そこに至る経緯においても不信感をもちました。
その辺のところは、そのうち詳しくお伝えしようとは思いますが・・・・
たとえば、私が事前に提出した準備書面で詳しく書いていたにもかかわらず、そこに書かれているようなことを高原章裁判長から質問され、本当に私の書面を読んでくれたのだろうかと疑問を持ったこともありました。
また、高原章裁判長と担当裁判官の意見の相違があって、担当裁判官が私に釈明させ、高原章裁判長の理解を求めることも何度かありました。
結局、最終的には高原章裁判長の意見が押し通されたようです。


本人訴訟でしたし、たとえ請求が棄却されたとしても、それなりに納得のいく判決理由でしたら控訴はしないつもりでいました。
ところが、判決書を見て愕然としました。
前述のように、1年9か月も費やした審理が全くの無駄になり、しかも、証拠として最もふさわしくない証拠が採用されていることに、まったく驚きましたし、著しい憤りを感じました。


二審(大橋弘裁判長、鈴木桂子裁判官、岡田伸太裁判官)こそは正しい判断をしてくれるのではないかと期待しての控訴でしたが、虚偽のことを判決書に書かれ、さらに、判決理由が矛盾しており、このことが、デタラメ裁判の実態についての認識を決定付けました。
公正・中立であるべき裁判がデタラメであるということは、日本は虚構の法治国家なのです。
そのことに気がつく原点となったのが一審判決だったのです。

裁判が公正に行われているかどうかを、中立的な立場の第三者がチェックする制度は、今のところありません。
権力を盾にデタラメがまかり通っているのです。
体験者が情報発信することが、せめてもの抵抗です。

 事実を客観的に伝えることで、多くの人に裁判の現状を知っていただき、また、関係者には反省を促し、デタラメ判決をけん制することにも繋がります。
   結果的に、裁判官が淘汰されることは、今後、裁判所を利用する人にとってはプラスに働くはずです。


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Comment
NoTitle
退官は不思議ですねー。
今日の新聞に、元最高裁判事の
不祥事が報道されていましたが、
過去にも、被告との不倫、などもあり、
り裁判官も、人の子です。組合活動時代、
蔵で、猥褻写真を見ていたのを追求したことがあります。
このブログは裁判所の、実態を世間に知らせてくれたと
感謝されることでしょう。!
Re: 荒野鷹虎さん
国家権力にとって都合の悪いことは、マスコミも報道しませんし、なかなか表沙汰になりませんからね。
何も知らない国民は、平和な民主国家だと思っているわけで・・・
でも、個人が自由に情報発信できる環境が整っていますので、これからは、国家の不正がどんどん暴かれていくことでしょうね。
界面下
弁護士性善説は松川・帝銀事件など 反権力弁護士の壮絶な闘いから根付いたものと思われます
当方の虚偽告訴に基づく誤判事件は 書証で調書裁判のカラクリを証明したもので 百年に一度あるか否かの壮挙です
誣告者を提訴した民事で担当した弁護士は ボス弁に当然に事件概要を伝えている そしてこの二名の弁護士はそれぞれ独立した

いまボス弁は国民救援会の会長となり 国際人権活動日本委員会の議長 また千葉法務大臣も人権条約の個人通報制度の批准には賛同を示している
http://suihanmuzai.web.infoseek.co.jp/100413.jpg.html
Re: 界面下
松川・帝銀事件などの戦後の重大事件には、GHQや国家権力による謀略が疑われ、その流れを汲んでいるのではないかと疑われるような事件が、現在に至るまでしばしば発生しているように思います。
政権が交代し、司法の流れにも変化が出てきたのでしょうか。
よい方向に向かうことを願っています。

遂犯無罪さんのサイト
> http://suihanmuzai.web.infoseek.co.jp/100413.jpg.html
の新聞記事に、言論弾圧事件についても触れられていたので、ついでですが・・・
私のブログのコピペの件は、個々の事件としては著作権法違反の事件ですが、多くの政治系のブログが同じようにやられているということは、明らかに言論の弾圧なのです。
保守系・革新系双方のブログが同じようにやられていることから、政府系の組織的な関与が疑われます。
最高裁にも裏金疑惑
ご無沙汰してます。

面白い記事を見つけたのでここに紹介します。

最高裁にも裏金疑惑、元高裁判事が指摘
http://www.news.janjan.jp/living/0907/0907227533/1.php

日本の裁判は世界的に異常で、日本国民は犯罪集団に裁かれているそうです。

激しく賛成できますね!!
Re: 最高裁にも裏金疑惑
こちらこそ、ご無沙汰しております。

一審判決の後、裁判がおかしいと思い、その関連の本を手当たり次第に読んだのですが、その中でも、ご紹介いただいたサイトの元高裁判事の本はピカイチでした。
インチキ裁判が行われるカラクリが詳しく書かれており、目からウロコでした。

> 日本の裁判は世界的に異常で、日本国民は犯罪集団に裁かれているそうです。

私も、まったくそのとおりだと思います。
最高裁の威厳なんて、もはや失墜しつつありますね。
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プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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