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最高裁の判断だからって 鵜呑みにしちゃダメよ!

09/10

一昨日、最高裁第1小法廷は鈴木宗男議員の上告を棄却する決定をし、懲役2年、追徴金1100万円の実刑判決が確定し、近く収監されるというニュースが駆け巡りました。
その直後から、私のブログ 「鈴木宗男氏の外務委員長就任は、歪んだ司法判断への決別姿勢かもね!」へのアクセスが急増しました。
鈴木宗男氏の名前を含むキーワードの検索によるアクセスが大部分なのですが、タイトルのとおり1年も前の記事なので、お目当ての情報がなく、ガッカリされた方も多いと思います。


鈴木宗男氏に対しては、かつて、喜怒哀楽の激しい小熊のようなおじさんというマスコミにより作り上げられたイメージしか、私にはありませんでした。
当時、まだ司法やマスコミを信頼していた私は、犯罪の疑いが濃厚という印象を根拠もなく抱いていたのです。
ところが、鈴木宗男氏の著書「汚名(講談社)」を読んで、鈴木宗男氏に抱いていた悪いイメージが一気に払拭されました。
(詳しくは、上記の「鈴木宗男氏の外務委員長就任は、歪んだ司法判断への決別姿勢かもね!」 をご覧ください。)


ですから、一昨日、上告棄却の報道を知ったときには、衝撃とともに、最高裁と、既得権益を守ろうとしている者たちが仕組んだ陰謀のようなものを、直感的に感じ取りました。

首相を選ぶことになる党首選を目前に控えたこのタイミングに、鈴木宗男氏に対する最高裁の決定がされたということは、国策による疑いを否定できません。
その理由は、二つ考えられます。
最大の理由は、昨年9月、民主党に政権交代した際に、幹事長だった小沢氏と、外務委員長だった鈴木宗男氏を結びつけることで、小沢氏に対する政治とお金の悪いイメージを増幅させ、党首選に悪影響を与えること。
もうひとつは、仮に小沢氏が首相になった場合、捜査機関の取り調べの手法や司法判断に強い不満をお持ちの両氏が、連携して司法の近代化・改革を推し進めることが予想され、それを阻止するためではないかと、個人的には考えております。
司法が近代化されることで、これまで既得権の恩恵を受けてきた者たちの過去の不正が明らかになる可能性が高く、彼らにとっては、どうしても回避したい事態だからです。


多くのみなさんは、最高裁の判断だから絶対に正しいのだという誤ったイメージをおもちかも知れませんが、正しい情報に基づいて個々の事件を検証してみると、いくつかの事件については、その間違いに気がつくはずです。
多くの国民が最高裁に対して抱いている信頼で築き上げられている“(表面的な)権威が発する幻想”により、最高裁の判断は絶対的で正しいというイメージが、国民の潜在意識の中に埋め込まれているということに気がつくべきです。

元大阪高裁判事だった生田暉雄氏の著書『裁判が日本を変える!』には、次のように書かれています。
「一度でも裁判に関係した人は、法的サービスという役割を忘れた裁判所・裁判官のきわだった権威主義的態度にお気づきのことと思います。裁判の内容によって国民から信頼を得るのではなく、外形的な権威で裁判の尊厳を保とうとしているのです。」
裁判を経験した私は、まさに、そのことを実感しています。
 最高裁の判断だからといって、それを鵜呑みにすべきではないのです。

最後に、鈴木宗男氏の“戦友”である佐藤優氏のブログ【佐藤優の眼光紙背】の記事「なぜ最高裁はこのタイミングで鈴木宗男衆議院議員 の上告を棄却したか?」をご紹介します。
「続きを読む」をクリックしてください。



     

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佐藤優の眼光紙背:第79回

 9月8日午後、7日付で最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立る意向を表明しているが、過去の例でこの種の異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し、鈴木氏は刑務所に収監される。

 最高裁判所は最高政治裁判所でもある。それは、2002年に鈴木宗男追放キャンペーンの中心に立った竹内行夫外務事務次官(当時)が現在、最高裁判所裁判官をつとめている事実からも明白だ。所属する小法廷が異なるなどということは、本質的問題でない。司法試験にも合格していないので、法曹資格ももたず、かつ極めて政治的動きをする人物を行政機関である外務省から受けいれている最高裁判所という組織自体が、「司法権の独立」という名目からかけ離れた組織だということを筆者は指摘しているのだ。

 このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だ。それには2つの理由がある。

 第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。

 第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。

 この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。

 いずれにせよ、今回、最高裁判所が鈴木氏の上告を棄却したことは、普通の国民の目には見えにくいが、「誰が日本国家を支配するか」を巡って、資格試験に合格したエリート官僚と国民によって選ばれた国会議員の間で展開されている熾烈な権力闘争を反映したものだ。(2010年9月8日脱稿)

提供:眼光紙背
2010年09月08日16時14分



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Comment
ろずまりーさんへ!!
さすが、鋭い指摘だと思います。司法は、行政の下に位置して政権側に、都合がよいものだともいます。日本は三権分立はされていないとも思っています。最高裁判事は、学長のように、立候補制を択ぶべきと思います。宗男事件は時の自民党政権が産んだ、利権の賜物で、逮捕されて、民主党寄りになったので(今まで引き伸ばしていたのに、)急に急いで判決を出したと思います。小法廷の判事は、自民党が認証した判事です。国策捜査の真偽は不明ですが、疑惑があることは否定できません。特捜部は戦々恐々としていたのです。小沢、宗男殺しが必要だったのですねー汗)拍手!広く読まれていただきたいと思います。!!
Re: 荒野鷹虎さん
> 鋭い指摘 
なんておっしゃっていただいて、間違っているかもしれませんが・・・
宗男氏の事件の真相は、想像するしかなく疑問ですが、それにしても、党首選を目前に、いろいろなことが起こりますね。
村木局長の判決、芸能人の裁判、新聞の週刊誌の見出しには変な噂が載っていましたし・・・・
この時期に合わせたかのように。

世論調査も、ネットと新聞・テレビでは、正反対ですし、ホントに、どうなっているんでしょうね??
No title
全く、同感です。

それと、先日、大阪地裁での、
元厚生省の村木氏の裁判もそうですが、
元々、検察は、民主党の石井一氏をターゲットにしていましたが、(小沢問題と同時にする事で、民主党の悪いイメージを国民に誘導していました)
金銭の授受が証拠立て出来ないので、
仕方なく、村木氏だけを裁く事になりました。
(上げたこぶしを引き下げられないので)

真実だけを、求める検察であって欲しいものですが、
何らかの力(アメリカ?)が働いているのですね。
Re: moon-rainbowさん
郵便不正事件は、もとはといえば、昨年の民主党への政権交代を妨害するために、民主党の石井議員がかかわったような事件のストーリーを作り上げて、村木氏の逮捕に至ったのでしょうね。
> (上げたこぶしを引き下げられないので)
ホントに、そうですね。

菅内閣は、米国隷属の立場をとっている人が多いので、官僚からは歓迎されていますが、それに対抗する立場の小沢氏は、マスコミの偏向報道や検察からも攻撃を受けているという構図ですよね。
あまり露骨なので、国民も、すでに見抜いていますね。
No title
「最高裁判所は最低裁判所!?」っていう本を書きたいと某ロースクール教授が言ってました(笑)

ただ鈴木宗雄氏と生田暉雄氏に関しては悪い話も聞こえてきます。

北海道に付き合いで仕方なく鈴木宗雄氏の後援会に入っている友人がいるのですが、僕らが運動している問題について話に言ったところ、全然やる気がなく真面目に聞かなかったそうです。友人はあいつはだめだと言っていました。

生田暉雄氏はもっと地元で評判が悪く、弁護士会に懲戒請求をした人がかなりたくさんいるようです。自分の書いた本を買え、と押し売りに来たり、奇行の目立つ人物だと聞いています。4年前の県知事選に立候補して落選しましたが、得票数からみて供託金没収になっていると思います。

鈴木氏については友人1人の感じ方なので何とも言えない面もありますが、生田暉雄氏については悪い評判にかなりの確信を持っています。
Re: ミラクルヤンさん
> 「最高裁判所は最低裁判所!?」っていう本を書きたいと某ロースクール教授が言ってました(笑)

題材がたっぷり揃っていますから、きっと、よい本が書けますよ。
オファーがあれば、喜んで資料を提供します。(笑)

> ただ鈴木宗雄氏と生田暉雄氏に関しては悪い話も聞こえてきます。

そうなんですか。
表面的なことばかりから、安易に判断できないものですね。
生田暉雄氏の本には、ヒラメ裁判官が作られる理由が詳しく書かれていて、なるほどって思いましたが・・・

司法批判という点では両者に共感する部分がありますし、影響力の大きさに期待したいところもありますが、かえって逆効果ってことも考えられますね。
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ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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