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変質した民主国家!

10/21
ブログを読んでくださっている皆様からは、日頃、コメントなどで様々な貴重な情報をお寄せいただき、たいへん感謝しております。
独りよがりの情報では、知識や考えが偏りがちのなったりすることもありますが、多くの情報に触れることで、その偏りを修正することができ、信頼性の高い意見や考えをお伝えすることができますし、時には思わぬ方向へ話が展開することもあります。


最近、ある方から、私の乏しい知識に新たなカテゴリーを付け加えていただいたといっても過言ではない、素晴らしい本と、その著者を紹介していただきました。

それは、小室直樹氏の「痛快!憲法学(集英社インターナショナル)」という本です。
題名から、一見、憲法の解説書のようなイメージを受けますが、それが全然違うのです。
B5判(普通の大学ノートの大きさ)で横書き、ぺラぺラ、ページをめくると、写真や絵がふんだんに掲載されていて、さながら世界史の教科書といったところです。


実はこの本、欧米社会で、民主主義や憲法、資本主義が、どのようにして生まれ、発展してきたのかという人類の壮大な歴史が記されているのです。
キリスト教を拠り所に、元(原因)となる社会的背景から、その結果として新たな社会体制や制度が生じ、、さらに、それが覆され・・・という具合に、人々の興亡が繰り返されることで、欧米社会に、民主主義や資本主義が形成されていく過程が、壮大なスケールで体系的に描かれているのです。


それと対比する形で、日本は、どのようにして近代国家への道を歩んでいったのか、さらには、定着するかに見えた民主主義や憲法が、しだいに変質していき、司法・行政・立法の三権が官僚らの私有物と化し、日本が一種の機能不全に陥っていく様子が、戦争に突き進んだ政治情勢や田中角栄氏の暗黒裁判などを通して描かれています。

戦時においては、マスコミが大衆を戦争へとあおり立て、選挙に当選したい代議士は、マスコミに扇動された世論の方になびき、日本が、さらなる戦争へと突き進んでいく様子が克明に記されています。
マスコミに操られているという点では、日本の現在の状況と共通しています。


科学技術の発展においては、少し前まで常識であったものが、ほんの数年後には全く通用しなくなるということが多々ありますが、壮大な人類の歴史の中では、人々の怒りや不満、感情から突き動かされた社会の動きは、普遍的な社会の営みとして同じようなことが繰り返され、社会が発展してきたということが理解できます。

高校で世界史を勉強したときには暗記することばかり多くて、その面白さがわかりませんでした。
しかし、正確な史実に基づいて体系的に書かれたこの本は、歴史の流れがよく理解でき、現代社会においても歴史から学ぶべきことが多いということ、さらには、歴史を振り返ることで未来を予測できるということに、改めて気づかさせてくれました。


国家賠償訴訟をする以前は(正確には、一審判決が下される前までは)、私は、紛れもなく平和ボケした国民の一人であり、日本は平和な民主国家・法治国家であるということを疑いもなく信じていました。
ところが、インチキ裁判を経験したことで、見せかけの民主国家・法治国家であること、矛盾に満ちた社会であることに気がついた私は、社会の問題の本質を捉えている小室氏の考えに素直に共感できました。
現代日本が、なぜ民主国家・法治国家とはいえないような社会になってしまったのか
多くの社会問題を抱えた機能不全の社会に、どうして陥ってしまったのか

 幅広い知識と鋭い洞察、確かな論理に裏打ちされた小室直樹氏の本が、その解答へと導いてくれます。

       

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Comment
No title
はじめまして、おはようございます。
日本が法治国家でなくなった原因ですか・・・
単純に、憲法を不磨の大典の如く扱い、国際法を無視してきた結果、時代に対応できなくなって法解釈なるアホなことを言い出したからでしょう。
大日本帝国憲法は確かに不磨の大典のような扱いをされましたが、重大な欠陥を持っています。
内閣総理大臣についての規定が無い事です。
そのため、元老院が健在であった時は元老院の裁定でどうにかなっていたのですが、元老院が、いなくなり事実上の最高責任者である総理大臣に軍の指揮権がない・・・
大元帥は天皇陛下ですが、立憲君主制の為、議会で決議された事柄を、承認する事が仕事でした。
軍隊に対して、指揮権を誰も持たない・・・
これが軍の暴走の原因でした。
時代にそぐわない法を、法解釈でごまかし続けていれば、いつか、破綻をきたします。
法律はあくまで道具ですので、老若男女、誰が読んでも理解できる平易な言葉で、簡潔に記されるのが当たり前の筈です。
法解釈などと言えば、どんな詭弁を弄しても抜け穴を作ることを認めることにもなりかねません。
それだけでなく、立法者の意志によって左右されてしまい、法治国家ではなく、人治国家に墮してしまいます。
法はあくまで、記されているが全てで、対応できない場合は速やかに法改正を行うことによって法がまもられ適正に運用されます。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: むね太様
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。

むね太様は、憲法についてたいへん勉強されていらっしゃる方なのですね。
「痛快!憲法学」を読んで、小室氏の本に興味をもった私は、この姉妹本の「日本国憲法の問題点」も読んだのですが、正におっしゃられているようなことが書かれていました。

> 法解釈などと言えば、どんな詭弁を弄しても抜け穴を作ることを認めることにもなりかねません。
> それだけでなく、立法者の意志によって左右されてしまい、法治国家ではなく、人治国家に墮してしまいます。

誰にでもはっきりと理解できる法律に改正されることが必要なのですね。
そうじゃないと、いつまでたっても官僚に操られてしまうということなのですね。
Re: ミセスまるこ様
ご無事でよかったです。
1週だけお休みなさるとおっしゃっていたブログが、いつまでたっても更新されないので心配していました。
何か、身体的な危害でも加えられ、体調を崩しているのではないかと・・・・

パソコン、いったい、どうなっているのでしょうね?
プロバイダーを変えたりしてもダメでしょうか。

そのような事情のようですので、当たり障りのない範囲で、こちらにコメントいたしました。
何かお役に立てればよいのですが・・・
遠慮なさらず、コメントお願いします。
憲法と法律の違いとは
ちょっと横からになりますが、お許しください。

>ねむ太さん

法学の、あくまで基本的なことなので、指摘させていただきます。

あなたは、憲法と法律の違いというものを、きちんと理解されているのでしょうか?
どうも、あなたの文章からでは、憲法と法律の区別がきちんとなされているとは思えないのです。
憲法というのは、国民から国家権力への命令、そして、法律というのは、その全くの逆です。
そのような、性格の全く異なる憲法と法律では、立法意志云々というはなしも、当然違ってくるのです。

(参考)憲法が憲法として機能するための国民常識とは何か?
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=80

たいへん、失礼いたしました。
No title
おはようございます。
遅くなりましたが、しまさんへお返事いたします。
アメリカ憲法は確かに、宮台氏の意見でいいのですが、法には2種類あります。
習慣法と成文法です。
当然のことながら、成文法より習慣法が優先します。
アメリカの憲法は、社会契約論に基づいています。
どうして、このようになるのかと、言いますとアメリカの国としての成り立ちが移民によって建国された国だからです。
自分たちの故国を遠く離れた地に、建国する場合はそれまでと生活、風習、習慣が変わってきます。
気候や風土が異なりますからそうならざるを得ないのです。
そのために、アメリカは皆の衆が運営すると言われます。
建国する際に、国は、こうしろ、こうあれ、と言う意見を集約していますので、国民が国家権力に命令する形になるのです。
ついでに、移民した人々の故国であるイギリスには、成文化された憲法はありません。
欧州の国々の憲法は、国家を縛るものです。
歴史を紐解いていただけるとわかると思いますが、、欧州の王家は養子縁組をしたり、無能な王を追放して、有能な人間を王に据えたりしています。
国王が変わるたびに、政策が変わり気候風土に根付いた習慣や伝統を破壊するものであってはならないからです。
憲法は国ごとによって違ってくるのが当たり前です。
それぞれの国によって、地理的条件、気候風土などが違いますから。
分かりやすく説明すると、三内丸山遺跡のように人間集団生活を営むようになれば、そこには最低限のルールが必要になります。
ここで発生した取り決めが、国家として成立するときの法規範のもととなります。
長い時間をかけて、取捨選択されてきたものです。
これが習慣法であり、憲法の核となるものです。
国々によって憲法や法が違うのですから、その橋渡しをするために生み出されたのが国際法です。
講和条約の最後に必ず、これで全てが清算されたという一文が入るのもそのためです。
日本では、聖徳太子の十七条憲法がありますが、複雑な事は書いてありません。
日本では、国を縛る法の代わりに帝の権威があったからです。
帝は、臣下に関白太政大臣や征夷大将軍などの位を授け、実務をまかされていました。
大宝律令や養老律令などがありましたが、シンプルで、ほとんどは幕府の令によってうごいていました。
大日本国憲法は、旧プロシア憲法を元に作られたのでドイツ型の憲法の欠陥まで引き継いでいます。
現在の日本国憲法の欠陥は、内包する矛盾にあります。憲法九条と自衛権は相反します。
この場合は、自衛権が優先されます。
自衛権は、国に限らず、一人ひとりに認められる権利です。
つまり・・憲法九条は成文法
自衛権・・・習慣法となります。
憲法九条を大事にすれば重大な人権侵害にもなります。
と、いうことで、ご理解いただけたでしょうか。
多々、言葉足らずではありますが。
憲法=国を縛る法
法律=国民を縛る法
国民が、法に従って正しく国家が運営されているかどうか、監視するには国家を縛る憲法が、難しい文体、言い回しであって、誰も理解できなければ、ものさしとしての役割は果たしません。
憲法を、国民が正しく理解することはとても大切なことです。
国家の運営の最終責任は国民にあります。
国籍を持つことは、最悪の場合国と運命を共にすると言うことです。
その上で、外国人参政権の問題も考えるべきでしょう。
論点
ねむ太さん、 
お返事有難うございます。

ですが、小生は論点を簡潔に書いたつもりです。そこのところをご理解いただけないようであれば、あなたが何を言いいたいのか、こちらといたしましては、ほとんど理解不能でありまして、返答致しかねます…。

たとえば、近代憲法のはなしをしているのに、古代の、つまり近代憲法とはほとんど全く関係のない聖徳太子の十七条憲法が、何故か突然登場してきてみたり、あるいは、論点とほとんど関係のない、現行憲法9条のはなしや、外国人参政権とやらのはなしに、何故か飛躍していってしまったり…。
こういったことは、議論・討論の基礎知識さえ身についていれば、有り得ないことだと思います。

こちらといたしましても、ろーずまりー様のブログのコメント欄をお借りしている立場なのに、これでは、ろーずまりー様が訴えたい本題とはどんどん掛け離れていってしまい、さらに不毛な論争になってしまうでしょう。
ですから、もうこれ以上はお付き合い致しかねます。悪しからず、ご了承ください。

たいへん失礼いたしました。
必見
フランスのTVが検察審議会も含めて、日本の法務行政が驚くべき構造にあるとして特集を組んだ。
http://www.youtube.com/watch?v=kuhAAxgTamM
日本は先進国の中では胡散臭さで見られている。恥ずかしい限りだ。

野蛮な日本司法は洞窟の比喩そのもの

洞窟に住む縛められた人々が見ているのは「実体」の「影」であるが、それを実体だと思い込んでいる。「実体」を運んで行く人々の声が洞窟の奥に反響して、この思い込みは確信に変わる。同じように、われわれが現実に見ているものは、イデアの「影」に過ぎないとプラトンは考える。

Re: 必見
情報提供、ありがとうございます。
これは、画期的な番組ですね。
法務行政の構造的問題、裁判所と検察の癒着、それと一体化している日本メディア、米国への隷属、問題の本質をしっかり捉えています。
時代錯誤の日本の司法に、海外メディアが風穴を開けてくれるかも知れませんね。

私のブログも、けっこう海外からのアクセスや英語でのアクセスがあります。
海外メディアの方々に、是非、読んでいただきたいです。
仮面をかぶった虚構の民主国家・法治国家の日本に、救いの手を差し伸べていただきたいです。
いっぱい載せられた?
おフランス語は解らないものの どうもいっぱい乗せられたようです
しかしよくできています
やはり伝承は証拠能力を疑わなければなりません
Re: いっぱい載せられた?
日本は、先進国の中では、完全に置いてきぼりをくってますね。
このような番組、フランスでは放送されましたが、隷属している米国では放送しないでしょうね。

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プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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