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柳田前法相「2つ覚えて・・」発言は 「デモクラシーの死」を表現

12/04
つい最近、「国会での答弁は2つだけ覚えておけばいい。」 「個別の事案についてはお答えを差し控えます。」 「法と証拠に基づいて適切にやっています。」 などと発言した実に正直な法務大臣がいましたが、このことは、まさしく日本のデモクラシー(自由民主主義)が、すでに死に絶えていることを如実に物語っています。

などと申し上げると、何か偉そうな政治学者みたいに思われるかもしれませんが、実は、小室直樹氏の 『田中角栄の遺言 (官僚栄えて国滅ぶ)』 を読むと、その辺のことがよく理解できます。

最近よく小室氏の本を引用させていただいていますが、興味をもつきっかけとなったのが、ブログを通じて知り合ったある方の紹介です。
小室氏の本を1冊読んだだけで、すっかりファンになってしまいました。
その方のご配慮で、今では中古本しか出回っていないような貴重な本の数々を読む機会を与えていただいたのですが、小室氏の本を読んでいると、必ずといっていいほど、現代社会の問題点に深く通じている部分に遭遇します。
そして、それらが、すべて正鵠を射ているのですから、私もブログで紹介せずにはいられません。


『田中角栄の遺言(官僚栄えて国滅ぶ)』 から、ご紹介します。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
角栄氏の政治哲学というと、「デモクラシーは数、数はカネ」と言われるように、カネで数を獲得する方法のみが強調されているが、政治家・田中角栄氏の最大の遺産は、立法府たる議会を機能せしめたことに尽きる。
具体的には、議員の本分である議員立法を行ったことだ。
つまり、立法のための舞台もシナリオも角栄氏が作る。監督も角栄氏だ。そこまでお膳立てされた役人は、角栄氏の命ずるままに働くしかない。
角栄政治の偉大さは、役人を自由自在に駆使したところと、雄弁な討論によって議会を制し、議員立法によって日本再建を推進していったことである。
討論こそ議会政治のエッセンス。角栄氏のみが、この神髄を理解し、体得し、実践した。


デモクラシーの眼目は、議会を有効に機能せしむることにある。
議会の最大の機能とは、自由な議論を通じて国策を決定することである。国権の最高機関として立法を行うことである。角栄氏はこれを見事に実行した。


「自由主義とは、政治の権力から国民の権利を守ること。民主主義とは政治権力に国民が参加すること。」 この2つが結合したのが近代デモクラシーである。
憲法の条文には、そのことが盛り込まれているが、実質的に機能していなければ意味がない。

日本は、近代民主主義の根本的条件である三権分立が機能していない。


モンテスキューは『法の精神』において、三権分立の思想を定式化した。
近代国家の強大な国家権力から人民の権利を守るために、国家権力を、立法、行政、司法の三権に分け、互いに牽制させて、バランスをとらせる。
所謂、「三権のチェック・アンド・バランシズ」のメカニズムであり、それが法と正義の存立条件である。
三権分立のないデモクラシーはありえない。


 角栄氏の死後、日本国憲法は実効性を失ってしまっている。日本の立法、司法、行政はことごとく官僚に簒奪(さんだつ)され、今、国権を行う者は役人である。役人が法律を作り、解釈し、施行する。
彼らの視野にあるのは、法律と前例と、自らの権限と昇進のみ。自由な意志、自由な言論とは無縁である。
国権の最高機関であるはずの国会(憲法第41条)は、官僚の傀儡(かいらい)になってしまった。

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以上が、 『田中角栄の遺言』 に書かれている政治に関する部分を極簡単にまとめたものですが、まさに現在の日本は、デモクラシーから程遠い状況なのです。
国会答弁で、議員が官僚が作った原稿を読むのは当たり前、当然のこととして冒頭でお伝えした柳田稔前法務大臣のような発言が飛び出してしまうのです。
もちろん、そのような国会運営を平然と行っている他の議員らには、柳田前法相の発言を批判する資格など全くありません。


 今回は、趣向を変えて政治の話題なのかと思われるかもしれませんが、私が最もお伝えしたいのは、最終章の角栄氏の「暗黒裁判」のことなのです。
それについては、次回お伝えしましょう。




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Comment
唯一の新聞報道が記事の差替えした!
事件記事にした唯一の”新聞”が慶弔新聞 5点の拙文の掲載が今回に変わっている
一審の原田判決でなく、二審判決を問題ありとしているようだ これも確かな界面下です。

http://senmonshinbun.jyuluck-do.com/recentgoners.html?q=%E9%B6%B4%E7%94%B0%E5%B0%8F%E5%A4%9C%E5%AD%90
Re: 唯一の新聞報道が記事の差替えした!
私のブログも、知らないうちにどこかのサイトの関連記事に掲載されていたり、登録していないランキングサイトに載せられたりしています。
注目されるという点では、よいことだと思います。

No title
日本の法曹の駄目なのは法務大臣にある。
Re: 博様
法曹が好き勝手にできるように、改革を推進したりしそうもない人、知識がなく法務省の言いなりに動く人を、敢えて法務大臣に当てているように思います。


拘置所から訴え 判決書が捏造された
原田裁判長が読み上げる判決文には”妄想と邪推に拠り” この事実誤認は有罪判決の根幹が違っている この判決理由から控訴審での逆転無罪を確信した
一審判決書には”妄想”がない 控訴して弁護士照会請求で園田の同意書が出た 園田夫婦の虚偽告訴は証明された ところが事実調なき控訴棄却判決書では”邪推”まで消えていた 妄想と邪推から事実に基づかないでっち上げをしてのビラ配布となった これを外せば・・愛人からの別れ話に逆上した****は凄い暴行して この愛人からパトカーを呼ばれたなどの 犯罪事実の摘示は無罪主張となる。

偽装刑事法廷から捏造される判決書 原本の不実記載は控訴審で治癒か
http://suihanmuzai.web.infoseek.co.jp/101208.jpg.html

パワーを頂いてます!!
こんばんわ

順調に記事を更新されていますね。
充実した内容です。

私の方は、決して、順調とは言えません。
管理画面に入れない状態が続いています。

fc2に何度、問い合わせをしても、返信がありません。
本日は更新日でしたが、fc2ではなく、ヤフーのサイトに記事を載せざるを得ませんでした。
コメントラ欄から、メッセージを発信しましたが、多くの人が気付いてくれることを祈るばかりです。

ろーずまりーさんも、ぜひ、今回はヤフーのサイトをご訪問頂ければ嬉しく思います。

来週も、期日通りに更新するつもりです。
fc2で更新できればいいのですが・・・。

わたくし事ばかりですみません。
今日は少し、メランコリーなもので・・。
でも、書く意欲は満々ですよ。

ろーずまりーさんの文章は、率直でパワーがあって、読むと元気になります。

今後ともよろしく!!
Re: 拘置所から訴え 判決書が捏造された
HPで紹介されていた山形地裁の虚偽判決、虚偽有印公文書作成で裁判官を告訴した私の二審判決と類似したケースです。
個々の被害者が声を上げることで、司法の不正を暴き、社会に周知されることができます。

Re: ミセスまるこ様
こんにちは。

> ろーずまりーさんの文章は、率直でパワーがあって、読むと元気になります。

そのようにおっしゃっていただけると、うれしいです。
真実を知っていただくために、今後も確かな情報をお伝えしていこうという意欲が湧いてきます。

> 管理画面に入れない状態が続いています。

いったい、どうなっているのでしょうね。
まるこさんがブログを再開されて、私にとっても励みになっていますし、定期的な記事の更新を期待していたのですが・・・
今後は、fc2で更新されていないときは、ヤフーのサイトをチェックしてみますね。

さっそく、ヤフーの最新記事、拝見しました。
「集団ストーカー被害」と「不公正な国家賠償」、当初は、地域が同じというだけで、特に関連がないように感じていましたが、まるこさんの記事の進行に伴い、その共通性が見えてきました。
まるこさんの事件も、行政がかかわっていたのですね。
今後の展開が待ち遠しいです。
妨害にめげず、頑張ってください。
検事の偽造署名は緘口令がされている
弁護士と闘う・・という50万アクセスを達成したブログがありますが たまに投稿欄が開かれ今朝に早速 関連記事を投稿 この前に昨日からの幾つかの投稿記事があり4番目位でした。
投稿した内容は検事の偽造署名を伝えるものですが やはりというか投稿欄自体が閉鎖されてしまった ↓はブログ主さんに内緒の投稿としたものです。


先週にマスコミと検察の横暴に抗議するデモに参加 解散後に関西からの参加者方と一杯呑みました
そのときに事件概略を伝え拡散を要望しました 翌日に氏から阿修羅板への投稿をする旨メールが入りましたが 結局は事件内容がよく判らず断念しますとお詫びメールが入りました。

また某組織ではFax送信が拒否され 料金滞納かと疑ったのですがそうでもなさそうです 再びに異次元世界に迷い込んだ不可解な出来事ですが 22日のの2度目の和解がもし適えば刑事はもちろん2度の民事裁判も覆ることになります。
あるレベルではやはり緘口令がされているかと 先ほどに閉鎖した投稿欄から推察しています。


もうひとつ不可解なのは他者の事件ですが 燃やせ殺せの被害者が提訴している訴訟事件です。
この被告の住所は記録閲覧で判り ネットなどでの告発を提言 更に代理人弁護士へも同じ主旨のメールを送信 しかし何らの反応の無いのです。
”報道が作る被害者の恐喝的濫訴”
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=865

原告のブログは閉鎖したが こうした投稿が多くあり また示談金請求は寄付目的と奴は反論している。
しかしこれが事実のようです となれば赦せる筈がないのですが盛り上がらないのは不思議です。

>犯行当日、Aさんは駅で土下座までして謝罪したのではありませんか?そんな彼女が態度を硬化させたのは、3名に対して高額な示談金を要求し、それを得たからですよ。
先に支払いをした3名が、彼女に注意を促したであろうことは容易に想像できます。
それにあなたは、彼女を突き飛ばしていますからね。暴力的で、高額な示談金を要求する人物に対して、彼女が代理人を立てるのは至極当然です。
以前にも書きましたが、貴方が高額な示談金を得たのは、貴方の才能ですから、そのことは批判をしません。けれど、貴方はそれを隠していましたね?そして、一度は謝罪をしたAさんを執拗に追いかけるのは、なおも示談金を得るためなのでしょう?
自分の都合の良いことだけをクローズアップして訴え、自分に都合の悪いコメントは削除し、隠ぺいする。僕が許せないのは、貴方のそういう行為です。


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ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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