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原発事故の情報操作と世論誘導

05/26
5月20日の朝日新聞で興味深い記事を見つけました。
東京電力福島第一原発周辺の津波の高さが、その周辺に比べて突出して高いというのです。
東電は津波の高さを14~15メートルと発表していますが、周辺の相馬市磯部では6,86メートル、いわき市豊間では9,2メートルで、福島県内の津波の高さは、10メートル未満ですから、東電の発表は、かなり怪しいことになります。
公表された写真や衛星写真の様子から、専門家も、実際には10メートル程度だった可能性があるとみているそうです。


津波の高さには、津波が地面をどれくらい覆ったかを示す海面からの高さの「浸水高」と、海水が斜面を駆け上がったときときの「遡上高」があり、東電は、浸水高が14~15メートル、遡上高も14.5メートルとして、想定していた5,7メートルの3倍近く超えたと、高さを強調してきたのです。

この記事を読んで、即座に、「福島原発メルトダウン 広瀬隆」 に書かれていた地震のマグニチュードのことが思い浮かびました。

気象庁が発表した東北地方三陸沖地震のマグニチュードが次々と引き上げられ、怪訝に思いましたが、そのことについての記述です。

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当初の発表では、マグニチュードは暫定で8,4、やがて8.8に修正され、最後に9,0にまで引き上げられました。
この理由について、地震・地質学者の島村英紀氏の指摘を引用されていますので、そのまま掲載します。


「今回の地震のマグニチュード9,0と言うのは、気象庁がそもそも『マグニチュードの物差し』を勝手に変えてしまったから、こんな前代未聞の数字になったのだ」
実は、マグニチュードの計算法には、いろいろな物差し(種類)があります。これまでの地震はすべて、日本では「気象庁マグニチュード」を採用しており、その計算式(複雑なので省略します)に東北地方三陸沖地震のデータを入れると、「いくら大きくてもマグニチュード8,3か、8,4どまり」と島村さんは指摘するのです。それが9,0にまで上昇した理由は、「日本では学者ぐらいしか使っていない『モーメントマグニチュード』で気象庁が計算し直したからだ」と。
(・・・途中省略・・・・)
なぜ、いままでの物差しを気象庁は突然に、しかも何の説明もなく変更したのでしょうか。そこに私は、科学の真理をねじ曲げる、政治的な介入を感じます。

「福島原発メルトダウン 広瀬隆」より引用)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

怪しげな津波の高さにしても、地震のマグニチュードにしても、原発を推進してきた政府や東電、御用学者・・・、所謂、原子力村といわれる人たちが、責任逃れのために、次の法律の文言を気にかけてのことなのです。

原子力損害の賠償に関する法律
第二章 原子力損害賠償責任
(無過失責任、責任の集中等)
第三条  原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。



 「福島原発メルトダウン」の中で、広瀬隆氏は、「前代未聞の数字を発表することで『想定外』、『1000年に一度の地震』のほうへ情報操作、世論誘導して、責任逃れを図っているわけです。」と記しています。
まったく、そのとおりだと思います。
原子力村の人たちにとっては、今回の震災を、何が何でも「異常に巨大な天災地変」に仕立て上げる必要があるのです。


 補足します。
地震のマグにチューードについて、ktpage 様から、気象庁に問い合わせたときの貴重な情報をいただきましたので、コメント欄も、是非、ご覧ください。



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Comment
No title
はじめまして。
今日は原発関連ということで、反応できそうです。
津波に関してはその通りだと思います。最近公開された津波写真も「ほら、こんなに」を今一度伝えたかったんだと思います。
マグニチュードについては、実は気象庁に問い合わせたことがありまして~ 折角なので考え方をご紹介します。
地震のたびMj(気象庁マグニチュード)とMw(モーメントマグニチュード)は測定しているらしいです。
Mjは8前後になると限界になり、8,4は振り切れた状態とのこと。
そこで、Mw(2日程度かかる)の結果を待ち、修正したらしいです。マグニチュードは0から上昇して行くので、修正が繰り返されたようです。大規模でしたからね。
早さが求められるため、日本ではまずMjで出すと。これまでの地震はそれで対応できてたが今回は限度オーバーだったと。
Mwの数値が上振れする訳ではないとも言ってました。
以上の説明を受けると「なるほど」と言うしかなかったですね。地震学者の早合点だったかも知れません。
ただ、東電が想定外へ持って行こうとする姿勢は本当にダメですね。「東日本巨大地震」と言ってるTV局がありますが、こういうのも です。
パソコンを修理しました。
こんにちは。
パソコンが壊れたので息子に修理してもらいました。

5月25日に弁護士と裁判申請文章の確認をしました。
6月1日に再度、文章を手直しして面談をします。
私は保険会社と和解する気はないので、最初から裁判をするように頼みました。
私は刑事告発をしたいぐらいですが、最初に弁護士に相談したとき、これぐらいでは無理だといわれましたが、私は納得していません。
中武の被害者は20年間で数百人以上いると確信しているので、裁判で余罪を追及するつもりです。
裁判が楽しみです。

メールが未設定なので、ケーブルに問い合わせて近日中に設定します。

お互い、頑張りましょう。


Re: ktpage 様
はじめまして。
貴重な情報、ありがとうございます。
さっそく本文のほうで紹介させていただきます。
マグニチュードを変更するときには、気象庁から詳しい説明を付け加えて欲しかったですね。
お気づきのことがありましたら、また、よろしくお願いします。

Re: 金丸啓子 様
こんにちは。
お久しぶりです。
パソコンの調子が悪かったのですね。

訴訟のほうは、順調に準備が進んでいるご様子ですね。
そういうお話を伺うと、私も頑張らなければと闘志が湧いてきます。

国家賠償はやるだけ無駄だということを痛感していますので、刑事で追及します。
身内が身内をどう処分するのか、多くの人に注目していただきたいです。

啓子さんの事件も私の事件も、多くの人から共感と賛同をいただくことで、大きなうねりへと発展することを願っています。
大変ご無沙汰しておりました
ゆきだるまです。

先ほどは私のブログへ訪問して頂きまして有難うございました。恥ずかしながら3ヶ月間もブログを休んでおりました・・。

その3ヶ月の間に、日本は取り返しのつかない社会になってしまいましたね。今でも信じられない気持ちでおります。北海道にも泊村と言う所に「泊まり原発」があります。その原発は、私の生まれ故郷のI町のすぐそばにあります。

母は生前、原発が出来ることを嘆いていたのをよく憶えております。「もし、事故でも起きたら魚が食べられなくなる・・」なんて言っておりました。この泊まり原発のすぐそばには父母の生まれ故郷のK村もあるのです。漁村なので親戚は漁師をしています。

考えて見たら、私の身近にも原発はあるということです。今回、地震で福島があのような取り返しのつかない事故が起きてしまった訳ですけれど、日本は地震大国なのですから、このまま突き進んで行けば第2、第3の福島のような事故は起きるかも知れないということですよね。一日も早く全廃してほしいですね。また大きな地震が起きるとも言われておりますよね・・。

それでは今日はこれで失礼しますね。本当に今日はコメント有難うございました。


Re: yukidarumaさん
こんにちは。
どこか体調でも悪いのかと心配していましたが、そうじゃなくて良かったです。

原発でひとたび事故が起きれば、大変なことになることは十分承知していましたが、それが、まさか現実になるとは思ってもみませんでした。

もともと、福島は地震が少ないということで、地震保険の掛け金も少なく設定されているのです。
自然災害の予知や予報なんて、ほんとに当てにならないものですね。

yukidarumaさんの身近にも原発があるということですが、放射線の広範囲におよぶ影響を考えれば、日本中、どこも安心できるところはないでしょうね。
災害列島に原発を導入したこと自体、間違いだったのです。

まるこさんも避難されていますが、原発については、いろいろと意見を持っていらっしゃるでしょうね。

こちらこそ、コメントをいただき、ありがとうございます。

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プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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