刑事告訴

いいかげんな理屈で検事に言いくるめられなかったという意味では、銅メダルぐらいかな・・・

不起訴処分の理由を聞くため仙台地検を訪れた私と検事の会話の続きです。

私が、ヒラメ裁判官の話をした後、それまで余裕の表情だった検事は、一瞬にして表情が曇り、その後、口数が少なくなった様子でした。

それからは、ほとんど私の独壇場となりました

一審では、担当の労働基準監督署の職員が、行政内部でも嘘の報告をしていたようで、私の反論により主張が二転三転しているにもかかわらず、その職員の証言を証拠として採用したこと。証人尋問のときの訴訟指揮がおかしかったこと。信義則の主張をしているにもかかわらず、主張していることすら判決書に書かれなかったこと・・・・・。
二審では、ふたつの判決理由のうち、ひとつは矛盾しており、もうひとつは、刑事告訴している部分で、私の主張がねじ曲げられており、これらふたつを判決理由としなければならない合理性はまったくないこと・・・・・・。


とにかく裁判が不公正であったということを話しました。
検事は、これらの私の話を、「どうぞ。」と話すよう促し、黙って聞いていました。

ひとつ質問されたことは、


検事 「二審では、裁判官と何かやり取りはなかったのですか?」

私  「二審は、一回の口頭弁論だけで、“あとは、こちらで判断させていただきます。”
    ということで、何もありませんでした。」


そして、ひと通り私の話が終わると、検事は、再び落ち着き払った様子で、

検事 「あなたは、判決書を穴が開くほど読んだかも知れませんが、私も何度も
    読みました。 
    あなたの主張があって、“しかしながら” “しかしながら”と何度も出てきますね。」


この“しかしながら”に引っかかっていた私は、すぐさま次のように続けました。

私  「この “しかしながら” に問題があるのです。
   “しかしながら”の後ろには、 “しかしながら、行政は関係ない。” ということが
    書かれているのですが、そうであるならば、 “しかしながら”の前には、
    行政のことが書かれていなければならないのですが、“しかしながら”の前には、
    行政のことがまったく書かれていないのです。
    ですから、正しい文章であるならば、“しかしながら”ではなくて、“そうであるから”
    とか゛それゆえ”などの順接の接続詞を使うべきだったのです。
    ところが、“しかしながら”という逆接の接続詞を使うことによって、“しかしながら”
    の前に、行政のかかわりが書いてあるような印象を受けるのです。
    読んだ人がそのような錯覚を起こすということを、仙台高裁が計算の上で、 
    “しかしながら”という逆接の接続詞を使ったのであれば、それは、かなり悪質です。」


この話をすると、検事は、とたんに厳しい表情になり、ずっと沈黙したままでした。

私は、心の中で “しめた!”と思いました。
もしかしたら、私のことを、“こいつは、まんざらバカじゃない。いいかげんな理屈を言っても言いくるめられない。” と思ったのかも知れません。



私は、再び手元の書類に目をやり、

私  「 “嫌疑なし” ということですが、証拠がはっきりしているじゃないですか。
    私の主張と判決書をつき合せて見れば一目瞭然じゃないですか。」


検事は、否定も肯定もせず、厳しい表情で黙っていました。
さらに私は、


私  「裁判員制度が始まろうとしているときに、裁判官が起訴されたりしたなら、大事件に
    なることは、私もよくわかっています。
    でも、そこを、しっかりやって欲しかったですね。」


検事 「・・・・・」

私  「司法がしっかりやってくれないっから、行政がいいかげんなことをし、機能しなくなるのです。」

私も、ひと通り話し終え、また、しばらく沈黙が続きました。

検事 「仙台に来ているので、裁判所の検察審査会に行かれては・・・・・」

私  「すでに資料は取り寄せてあります。今日の話を聞いてからと思い、まだ、出して
    いませんが、提出することになると思います。」


それ以外、検事はほとんど話しませんでした。
私も、言うべきことは言ったと思いましたので、私は、あいさつをして部屋を出ました。


これまで、 行政も裁判所も、権力に任せて、理屈にならない理屈を無理やり押し付けてきました
その経験から、今回は、“いいかげんな理屈は、論破してやろう。しっかりと自分の考えを主張しよう。”という気概をもって検察庁を訪れました。そういう意味では、一応、成功だったかな。銅メダルぐらいだったかなって思っています。



 次回は、ブログで3回にわたってお話した検事とのやり取りについての感想をお話したいと思います。



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