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裁判の立証と数学の証明問題って とっても似ているんですよ!

11/28
弁護士など誰にも相談せず、国を相手にひとりで裁判を闘うことは、とても大きなストレスでしたし、プレッシャーでもありました。

裁判を始めるにあたり、何冊も関連する法律書を読みましたが、当初は、日常聞き慣れないような法律用語の連続で、悪戦苦闘していました。
特に、原告適格に関しては、一般向けや入門者向けの法律書には、詳しい記述がほとんど載っておらず、専門的な本を読む必要がありました。辞書を片手に、何か外国語でも読んでいるような感覚でした。
それでも、たいがいの用語は、普通の国語辞典に載っていますし、裁判に関連する限られた分野を読んだり調べたりする分には、どの本にもだいたい同じような言葉が繰り返し出てくるので、3冊目くらいからは、わりあい、すんなりと内容が理解できるようになりました。


裁判が始まってからは、口頭弁論の度に提出する書面を、推敲を重ね、期日までに作成するのに必死でした。

一審では、原告である私の主張に対し、被告の国が反論し、それに対し、私が再び反論するという具合で、書面による議論の応酬でした。
本に載っていた戦術についてのノウハウを参考に、客観的根拠に基づいて、いかに相手の矛盾を突き、被告の主張の論理を崩していくかを心掛けました。


“国を相手に、そんなこと簡単にできるの?”なんて、思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、矛盾だらけの国の主張からは、それが面白いように見つかったのです。
たとえば、国の準備書面での主張が、第1、第2、第3などの項目に分けて書かれていたのですが、それぞれを何人かで分担して書いたのかどうかはわかりませんが、それらの整合性がなかったり、また、労働基準監督署の担当職員がかかわった部分に関しては、明らかに虚偽と見破られてしまうような主張が何箇所もあったりと、矛盾点を突くのは極めて容易なことで、私にとっては実に痛快でもありました。
これは、富岡労働基準監督署や福島労働局の対応が、いかにずさんであったかということの証明でもあるわけなんですが・・・・・


ですから、私自身も、反論の書面が客観的根拠に基づいてしっかり書けたと確信しており、それに対して被告からは具体的な反論がされなかったことがほとんどでしたので、完全に論破したという思いでいました。

それと同様なことは、判決書についても言えることです。
控訴理由書で一審判決の矛盾や不備を徹底的に指摘したことで、一審の判決理由は、ほぼ全面的に書き換えられました。
しかし、その二審判決もまた、いいかげんな判決で、上告の際に、二審判決のデタラメ、矛盾を指摘しましたしましたが、最高裁が、上告不受理とし、二審の違法性を是正させるチャンスを自ら潰したことで、刑事告訴される事態となったわけですが・・・・


私の電話相談に端を発した労働基準監督署をめぐる一連の事件に関しては、労働基準監督署(行政)、夫の勤務先、夫、私と、それぞれの様々なかかわりが、時間の経過とともに推移し、縦糸と横糸が複雑に絡み合っているような事件であったと思います。

ですから、どこからどのように立証していくか、捉える角度により、様々な立証の仕方が考えられます。
いかに、最短距離で明快に、そして強力に結論付けるかがポイントであり、難しい課題ではありましたが、それを考えるのはけっこう楽しい作業でもあり、解決の糸口を見つけた瞬間は快感でもありました。
ちょうど、数学の図形の証明問題を解いているような感覚といいましょうか?
図形の証明問題は、視点を変えることにより、いく通りもの方法が考えられます。回りくどい証明もあれば、単純明快な証明もあります。

 直感とひらめきにより、いかに明快に、定理(あるいは法律)に基づいて論理的に結論付けるかという点においては、数学の証明問題と裁判の立証は、通じるところがあります。

ヒラメ性の発揮により、結果には反映されず、デタラメの判決理由に基づく二審判決が確定されたことは、決して許されることではなく、今後も裁判官らの責任については追及していきますが、裁判をある種の知的ゲームとして捉えた場合に、素人の私が、ストレスとプレッシャーを感じながらも、優越感と達成感に浸れたことは確かです。

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ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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