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詐欺の手口には ご注意! ~子羊から狼へ~

02/04
前々回の記事では、法科大学院生が、自分から仕掛けてきたブログでの論争の腹いせに、言葉巧みに個人情報ともいえる私の裁判に関する資料を入手し、自分のブログで批判しようと企てていたということの概要についてお話しました。

行ったのが法科大学院生であるという以外にも、どうしても許し難い理由のひとつが、裁判資料を入手するために、詐欺の手口のように非常に言葉巧みであったということです。

 なお、ここで、 “詐欺の手口のように” と表現しているのは、入手しようとした裁判資料が 詐欺罪の要件である「財物」に該当するかどうかという問題があるためです。

自分は絶対に騙されたりしないと思っている私も、今回ばかりは、ヒヤリとしました。

よく報道番組などで、振り込め詐欺の手口として、実際に犯人からかかってきた電話の録音や再現したものを放送していますが、実に巧妙ですよね。
心優しい善良なみなさんが、被害にあわないためにも参考にしていただきたいと思いますし、裁判に関する事実や私の意見、記事に対する考えをご理解していただけるように、院生と私のメールのやり取りを掲載します。
(氏名等については、ニックネームや○○○○に変えてあります。)


ブログ経由で私に届いた1回目のメールです。
非常に控えめで丁寧な対応であることがうかがえます。


 送信者:****
日付:2009/01/15 19:57:30
件名:こんにちは
ホスト: *******


先日は、ブログへの突然のコメントにも丁寧なお返事ありがとうございます。
教えていただいた19年7月の判例は、判例集などの公刊物に未搭載となっており、読む事ができませんでした。
訴訟担当の制度を夫婦間で使ったり、労基署の職務上の瑕疵行為と思われるものに信義則を使った法的構成をしておられたりするということで、めずらしい法律構成のためとても興味があります。
名前や、特定可能な部分は隠していただいて、訴訟資料を見せていただけないでしょうか。
判決書だけでもあると、裁判所がどういった判断をしたのか分かるのでうれしいです。

(裁判所が判断の際に考慮しなかった、原告の主張についても知りたいので、訴状や原告被告の準備書面、陳述書の類も見せていただけると、勉強になります。)

とてもぶしつけなお願いであることは重々承知しているのですが、行政訴訟については、将来弁護士として関わっていきたいと思っていて、(ろーずまりーさんのように、弁護士事務所のたらいまわしをされる方も多いですので・・・)とても興味があるのです。

最後になりまして失礼ではありますが、私は○○大学法科大学院の3年の****と申します。
ひととなりについては
=======
にてブログを書いているので、そちらをご参考までに。

お差支えがあったり、けしからんと思いましたら無視していただいてかまいません。
ぜひよろしくおこころとめをおねがいします。

****こと○○


ブログでのコメントの印象とだいぶ違っており、ちょっと違和感を覚えましたが、相手は学生であるし心を入れ替えたのかと思い、次のように、私の率直な考えを伝えました。


 ○○○○様

メールありがとうございます。
ろーずまりーこと、△△△△と申します。
正直なところ、資料の提供を躊躇しているところです。
といいますのも、これまでも、私の訴訟に興味をもたれた方(弁護士、記者・・・)から、資料の提供を依頼されたことがありまして・・・
(省略)
また、2年半近くに及ぶ裁判の資料ですので、原告、被告、証拠書類含め、4~5センチの厚さのファイル2冊分です。個人が特定される部分を隠すなど、量的にとても無理です。
私としては、ネットで公開していない部分については、プライバシーにかかわる部分が含まれていますので、あまり気が進まないのですが・・・・
だた、勉強のためということですので、見せてあげたい気持ちも山々です。
お近くにでも住んでいらっしゃるのであれば、直接お見せすることはできると思うのですが。

将来、弁護士として行政訴訟にかかわっていきたいということですが、知り合いの弁護士さん(3年ほど前に急逝された方ですが)に、「行政なんか相手にしていたら、あなたがボロボロになりますよ。」って、言われたことがあります。
裁判が終わって、その意味よくわかりました。
どんなに十分な証拠をもって立証を尽くしたところで、証拠を無視されたり、主張がねじ曲げられたのでは、どうにもなりません。
9割が原告敗訴といわれています。弁護士も、労力をかけたあげく敗訴では採算がとれないと思いますし、やるだけ無駄ということになるのではないでしょうかね。
結局、弁護士のやりたがらない難しい裁判こそ、素人が本人訴訟でやらなければならない。悪い循環になっていますよね。
ですから、司法を根本から変える必要があると思っています。

もし、どうしても資料をということであれば、昨年4月、立件の際に記者に送った資料(一審判決書、控訴理由書、国の二審答弁書、二審判決書、上告受理申立理由書、調書(決定))を返していただいて、そちらにお送りできるかもしれませんが。
記者が、資料を保管していてくれたらの話ですが・・・ とりとめのない返事になってしまい、申しわけありません。

ろーずまりー



 ろーずまりー様

ご丁寧なお返事ありがとうございます。

私としては、(語弊があるかもしれませんが)結婚予定の方が定職についているので、採算は赤字にならなければよいというくらいに考えて、人のやりたがらない仕事をしようと考えています。
儲からない刑事事件や、訴額の小さな事件、法律相談業務などに力を入れたいと思っているところです。

行政事件は、確かに勝率は低いですが、執行の面では有利ですので(お財布がほぼ無限大の相手ですので・・・)現状でも専門的に取り組んでいる弁護士さんもいるのですが(刑事事件専門よりは、という事ですが)、一般に知られているわけではないし、政治的志向もあったりするので、利用しづらいのかもしれません。

資料の件ですが、そのような大変な事があったとは知りませんで、無理なことをお願いして申し訳ありませんでした。
私は仙台市に住んでおりますので、ちょっと遠いかもしれませんね・・・。
私としては、訴状と判決書が見られたら、それでかなり勉強になると思います。
書類をパソコンで作っておられましたら、データを加工して(信用していただけるなら未加工でも・・・)送っていただけないかと・・・。

結論を出す手法については、現在勉強中ですが、少なくとも研修機関や教育機関では、公正妥当な結論が出るように訓練されているので、ろーずまりーさんのような件は例外であると信じたいところではあるのですが、実際どうかはわかりません。
もし送っていただけるのであれば、私のブログ用にレポートを作成し、ろーずまりーさんに見ていただいた上で公開したいと考えています。
嫌な事件を何度も思い出させてしまうようなお願いで申し訳ないのですが、いかがでしょうか。

○○○○

私が、資料の提供をはっきりとは断ってはおらず、躊躇しているという趣旨のことを伝えましたので、もう一押しと思ったのでしょうね。1回目のメールと比較すると、だいぶ強引さが感じられますが、まだ、牙を潜めている感じがします。
しかし、本音も見えてきましたので、私もおかしいことに気がつきました。
当然のことながら、レポートを作成し院生のブログでの公開などは想定外(当初のメールには、そのようなことは、一切記載がされていませんでしたし。)でしたので、次のようにきっぱりと断りました。


  ○○○○様

将来のことを考え、いろいろ興味をお持ちになり勉強したいというお気持ち、よくお察しいたします。

資料の件ですが、確かにパソコンで作成していますし、被告の資料等につきましても、全部ではありませんが、スキャナーでパソコンに保存しているものもあります。

ただ、この事件は、行政や裁判所のかかわり以外に、夫との間ではすでに和解(示談)が成立している会社の詳細な業務内容や、家庭内のことも含まれていますので、私自身でさえ、ブログに書くときは、家族や会社のことを考慮し、一文一文細心の注意を払って公開しています。

ですから、勉強のために閲覧する程度に見ていただくことには差し支えないという考えでおりましたが、資料として保存し、どのような形にせよ、それを基にレポートを作成したり、ブログで公開ということについては想定しておりませんでしたので、申し訳ありませんが、資料の提供は、お断りさせていただきます。

私の最終目標は、再審に持ち込み、何としてもデタラメの二審判決を訂正させることですので、それに向けて、今後も、行動していくつもりです。
(省略)
これまで、ブログでは、裁判の大局的な見方での記事が中心でしたが、今後は、細部の経緯等についても書いていこうと思っておりますので、興味をお持ちでしたら、のぞいてみてください。

ろーずまりー


 通常なら、私からこのようなメールを受け取ったなら、自分のしようとしていることが出過ぎた行為だと自覚し、引き下がるのがふつうだと思うのですが・・・・・

この続きは次回に。

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Comment
メール
他人のメールの内容をそのまま書いたりすると厄介なことがあるので気をつけた方が良いでしょう。
相手が相手だけに見つかったら何を言ってくるか分かりません。
慎重に。
Re: メール
ご心配していただいてありがとうございます。

メールアドレスや氏名を公表しなければ本人の特定ができないので問題がないことは、一応、法律相談サイトで確認済みですが・・・

「何を言ってくるか」・・・これまでも散々あって不愉快な思いをしましたので、それを牽制するためでもあるのです。
この件に関しては、私もかなり怒っていますので・・・・

お気づきのことがありましたら、よろしくお願いします。

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プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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