中村氏の警察庁次長就任は 秘密警察が暗躍する「安倍帝国」のはじまり?!
腐敗臭漂う安倍政権の下では、違法行為が疑われる事件が次々と噴出し、とどまるところを知りません。
最近の事件だけでも、政権を支える大臣や議員の公職選挙法違反、IRを巡る汚職疑惑、挙句の果ては、「桜を見る会」で安倍首相自身が刑事告発される始末です。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000173721.html
特に安倍首相周辺で起きている事件については、二次的な事件として公文書の隠蔽や改竄などが行われ、官僚機構を巻き込んでの、さらなる広がりを見せています。
それにも関わらず、安倍政権が、信じられないほどの高い支持率をいまだに維持していることは、まったく理解不能です。
もちろん世論調査の数字を操作しているのではないか、あるいは対象者を含めた質問のやり方に問題があるのではないかという疑いは拭いきれないませんが、何といっても強力に作用しているのが、不祥事を表面化させないこととメディア対策ではないでしょうか。
政権にとって不都合な事件は検察や警察を使って握り潰し、メディアに対しては政権批判をさせないように圧力を掛けることで、真実から国民を遠ざけていることが大きく影響していると思われます。
政策を実行しようにも、どれもこれも中途半端で、それといった成果を上げていないにもかかわらず、政権を維持するための対策だけは抜け目がないというのが安倍政権の特徴です。
官邸で、そのような対策に暗躍してきた人物のひとりが“官邸の忠犬” “政権の爪牙”と呼ばれる中村格官房長です。その中村氏が、今月14日の人事で警察庁ナンバー2の警察庁次長の座に就くということですから、今後、恐ろしいことになりそうです。
次長というと長官のたんなる補佐役のように受け取られがちですが、実際にはその権力は絶大で、指揮監督は全国におよび、事実上、警視総監以上の権限をもつそうです。しかも、予算をはじめ人事や政策立案まで握るポジションだそうです。
山口敬之逮捕を握り潰した中村格が警察庁ナンバー2のに!『報ステ』に圧力、安倍秘書の息子の喧嘩にまで介入した“官邸の忠犬”
まずは、中村格氏が、安倍政権のために関わってきた事件の数々を上記の記事から拾ってみました。
① 伊藤詩織さん事件で山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン。
逮捕状を持って成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていた高輪署の捜査員に、逮捕取りやめを指示したのが、当時、警視庁刑事部長だった中村氏だ。
その背景にあるとみられてきたのが、中村氏と菅義偉官房長官の関係だ。中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官をつとめており、“菅の懐刀”と言われてきた。
② 『報道ステーション』の編集長を恫喝し、古賀茂明氏の降板事件にかかわる。
2015年、IS人質事件に関してレギュラーコメンテーターだった古賀氏は、安倍首相の発言を批判。さらに“I am not ABE”を、しっかり言っていく必要があるという発言をした。
この発言に官邸は大激怒。「菅官房長官の秘書官」だった中村格氏が番組編集長に電話をかけまくり、編集長が出ないと今度はショートメールで「古賀は万死に値する」という、恫喝をかけた。
③ 中村氏がやはり刑事部長だった2015年、中村氏の指示により、安倍首相の秘書の息子が被害者となったゲームセンターでの喧嘩に、凶悪犯罪を扱う捜査一課を投入し、強引に容疑者逮捕に及んだ。
④ 昨年2月に刑事告訴され議員辞職した自民党の田畑毅・前衆院議員(のちに書類送検、不起訴)の問題で、中村氏は、捜査の指揮を執った愛知県警本部長を警察庁に呼んで慎重捜査を厳命したと噂されている。「田畑氏が刑事告訴された2月上旬以降、警察庁の中村格官房長が頻繁に官邸を訪ねている」とも報じられた。
安倍政権のために、様々な事件を背後から操ってきたのが中村氏ということになるのですが、警察庁次長としてさらに大きな権力を手にすれば、“政権の秘密警察化”がエスカレートすることは想像に難くありません。
当然のことながら、「秘密警察」の介入の対象は政権関係者に関わらず、一般市民にも向けられそうです。
すでに昨年7月、北海道札幌市で安倍首相の街頭演説中に「安倍やめろ!」とヤジを飛ばした市民が警察に取り押さえられ強制排除されるといった問題が起こっています。
今月1月9日には、12日の“安倍やめろデモ”の運転手として東京都公安委員会に届出をしていた男性が「車庫飛ばし」という微罪で逮捕され、実名報道されるという事件が起きているということです。
「警察国家」のようなことが、すでに起こっています。
政権の走狗としての司法が、不都合な人物を排除するための事件のでっち上げや、握り潰し、論理的根拠に乏しい不毛な行政裁判によって政権維持のための売国政策の実現に貢献する一方で、警察は、監視カメラや盗聴、ネット監視を駆使した情報収集で国民を監視し、国民の自由な言論、行動、思想を抑えつけるということが現実のものとなりつつあります。さらには、政敵の弱みを握り、歯向かう者を排除することにも力を発揮しそうです。
これらが上手く機能すれば、安倍政権にとっては鬼に金棒です。安倍首相が四選されるような事態は、想像するだけでも汚らわしいことです。
中村氏の警察庁次長就任は、秘密警察が暗躍する「安倍帝国」のはじまりを予感させます。

最近の事件だけでも、政権を支える大臣や議員の公職選挙法違反、IRを巡る汚職疑惑、挙句の果ては、「桜を見る会」で安倍首相自身が刑事告発される始末です。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000173721.html
特に安倍首相周辺で起きている事件については、二次的な事件として公文書の隠蔽や改竄などが行われ、官僚機構を巻き込んでの、さらなる広がりを見せています。
それにも関わらず、安倍政権が、信じられないほどの高い支持率をいまだに維持していることは、まったく理解不能です。
もちろん世論調査の数字を操作しているのではないか、あるいは対象者を含めた質問のやり方に問題があるのではないかという疑いは拭いきれないませんが、何といっても強力に作用しているのが、不祥事を表面化させないこととメディア対策ではないでしょうか。
政権にとって不都合な事件は検察や警察を使って握り潰し、メディアに対しては政権批判をさせないように圧力を掛けることで、真実から国民を遠ざけていることが大きく影響していると思われます。
政策を実行しようにも、どれもこれも中途半端で、それといった成果を上げていないにもかかわらず、政権を維持するための対策だけは抜け目がないというのが安倍政権の特徴です。
官邸で、そのような対策に暗躍してきた人物のひとりが“官邸の忠犬” “政権の爪牙”と呼ばれる中村格官房長です。その中村氏が、今月14日の人事で警察庁ナンバー2の警察庁次長の座に就くということですから、今後、恐ろしいことになりそうです。
次長というと長官のたんなる補佐役のように受け取られがちですが、実際にはその権力は絶大で、指揮監督は全国におよび、事実上、警視総監以上の権限をもつそうです。しかも、予算をはじめ人事や政策立案まで握るポジションだそうです。
山口敬之逮捕を握り潰した中村格が警察庁ナンバー2のに!『報ステ』に圧力、安倍秘書の息子の喧嘩にまで介入した“官邸の忠犬”
まずは、中村格氏が、安倍政権のために関わってきた事件の数々を上記の記事から拾ってみました。
① 伊藤詩織さん事件で山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン。
逮捕状を持って成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていた高輪署の捜査員に、逮捕取りやめを指示したのが、当時、警視庁刑事部長だった中村氏だ。
その背景にあるとみられてきたのが、中村氏と菅義偉官房長官の関係だ。中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官をつとめており、“菅の懐刀”と言われてきた。
② 『報道ステーション』の編集長を恫喝し、古賀茂明氏の降板事件にかかわる。
2015年、IS人質事件に関してレギュラーコメンテーターだった古賀氏は、安倍首相の発言を批判。さらに“I am not ABE”を、しっかり言っていく必要があるという発言をした。
この発言に官邸は大激怒。「菅官房長官の秘書官」だった中村格氏が番組編集長に電話をかけまくり、編集長が出ないと今度はショートメールで「古賀は万死に値する」という、恫喝をかけた。
③ 中村氏がやはり刑事部長だった2015年、中村氏の指示により、安倍首相の秘書の息子が被害者となったゲームセンターでの喧嘩に、凶悪犯罪を扱う捜査一課を投入し、強引に容疑者逮捕に及んだ。
④ 昨年2月に刑事告訴され議員辞職した自民党の田畑毅・前衆院議員(のちに書類送検、不起訴)の問題で、中村氏は、捜査の指揮を執った愛知県警本部長を警察庁に呼んで慎重捜査を厳命したと噂されている。「田畑氏が刑事告訴された2月上旬以降、警察庁の中村格官房長が頻繁に官邸を訪ねている」とも報じられた。
安倍政権のために、様々な事件を背後から操ってきたのが中村氏ということになるのですが、警察庁次長としてさらに大きな権力を手にすれば、“政権の秘密警察化”がエスカレートすることは想像に難くありません。
当然のことながら、「秘密警察」の介入の対象は政権関係者に関わらず、一般市民にも向けられそうです。
すでに昨年7月、北海道札幌市で安倍首相の街頭演説中に「安倍やめろ!」とヤジを飛ばした市民が警察に取り押さえられ強制排除されるといった問題が起こっています。
今月1月9日には、12日の“安倍やめろデモ”の運転手として東京都公安委員会に届出をしていた男性が「車庫飛ばし」という微罪で逮捕され、実名報道されるという事件が起きているということです。
「警察国家」のようなことが、すでに起こっています。
政権の走狗としての司法が、不都合な人物を排除するための事件のでっち上げや、握り潰し、論理的根拠に乏しい不毛な行政裁判によって政権維持のための売国政策の実現に貢献する一方で、警察は、監視カメラや盗聴、ネット監視を駆使した情報収集で国民を監視し、国民の自由な言論、行動、思想を抑えつけるということが現実のものとなりつつあります。さらには、政敵の弱みを握り、歯向かう者を排除することにも力を発揮しそうです。
これらが上手く機能すれば、安倍政権にとっては鬼に金棒です。安倍首相が四選されるような事態は、想像するだけでも汚らわしいことです。
中村氏の警察庁次長就任は、秘密警察が暗躍する「安倍帝国」のはじまりを予感させます。


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