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裁判員制度を導入する前に もっとやるべきことがあるのでは・・・・

08/05
おとといから初めての裁判員裁判が始まりました。
裁判員制度を取り入れること自体には反対ではありませんが、その方向性が間違っているのではないでしょうか?
国民が死刑か無期懲役かの選択を迫られるような凶悪事件に裁判員制度を導入するよりも、国民なら思わぬところで被害者になるかもしれない国家賠償訴訟や行政訴訟にこそ裁判員制度を導入すべきです。


なぜ、凶悪事件にのみ裁判員制度を導入するのかということについては、インチキ裁判を経験してきた私の率直な見解として、以前お伝えしましたが( なぜ凶悪事件に裁判員制度なの? )、ここで改めてまとめておきます。

《なぜ凶悪事件に裁判員制度なの?》
 裁判員がより厳しい判断をしそうな公務員の職務上の犯罪等が含まれない。
 国家賠償訴訟を含む民事裁判などは、問題解決の一手段であるにすぎず、そのため、これまでずさんな手法によって判決が導き出された可能性が高い。
仮に、探究心旺盛な人が裁判員に選ばれた場合、担当の事件に関して独自に判例や学説を調べたりしたりして、それまでの裁判の矛盾や問題点などに気がつく可能性があるため、そのようなことが露見しやすい民事裁判をあえて避けたのではないか。

 ②の裏の味方になるが・・・・
凶悪事件の場合、死刑か無期懲役かということで、つまり、被告人の生命がかかっているわけであるから、これまでの裁判においても慎重に検証を重ねて判断されてきたものと思われ、そのような事件に裁判員制度を導入したとしても問題が生じる可能性が低い。



本人訴訟を行った経験から、現行制度のいくつかの問題点に気がつくことができました。
特に民事裁判においては、不当な裁判を助長している制度になっています。
それらの問題については、「裁判の不思議」のカテゴリーの中でお伝えしてきましたが、主なものをまとめてみました。


《制度上の不備》
① 民事訴訟規則第198条の弊害
上告受理申立理由書(あるいは上告理由書)は、最高裁で口頭弁論が開かれない限り(二審判決が変更される可能性がない限り)、相手方(被上告人)に、副本が送達されることはない(民事訴訟規則第198条)。
上告される事件の大部分が、上告不受理あるいは書面審査による棄却になっているという現状の下では、口頭弁論を開くために相手方に副本が送達される確率は極めて低く、当然のことながら、仮に高裁判決でいいかげんなことを書いたとしても、外部から裁判所の判断に疑問を抱かれたりする確率も低くなり、裁判官がいいかげんな判決を書きやすい状況になっている。
( 最高裁判所はヒラメ養魚場の親分! ~上告受理申立理由書を公開することの意義~ )

※ 口頭弁論が開かれることの有無にかかわらず、上告受理申立理由書(あるいは上告理由書)を相手方に送達することで、いいかげんな判決を抑止することができる。

② 最高裁の調書(決定)の不備について
調書(決定)の書式の構成は、事件番号、決定日、裁判所・・・・、決まり文句の主文と理由、書記官の記名等の調書本文に、「これは正本である。」という書記官の認証が添付されており、事件番号さえ変えれば、ほかの事件にも通用するような構成になっている。
しかも、調書本文には、㊞のゴム印が押されており、書記官や裁判官が作成・確認したものであるという確証がまったくなく、最後に添付される書記官の認証にも、本文とのつながりを示すものが一切ない。
つまり、最高裁の調書(決定)に関しては、どこで誰が作成したものであるのか、まったく信用することができない書面の構成となっており、担当の裁判官が判断したものであるかどうかはきわめて疑わしい。
( まったく信用できない構成の最高裁調書! )


※ 調書の不備を改善することで、信用できる厳正な判断が期待できる。

③ (判例違反の)訴訟費用について
上告の際の訴訟費用については、上告不受理や却下のケースであっても訴訟費用が返還されることはない。
上告された事件が、単独の裁判官によって、最高裁で審理すべきものか、そうでないものかを事務的に振り分けられているならば、審理する必要がないと判断された事件(上告不受理や却下になったケース)については、消費者契約法にしたがって、申立人に訴訟費用を返還すべきである。
( 不公正な国家賠償訴訟 最高裁判所自らが判例違反をしているんじゃないの! )

※ 訴訟費用を、実際の裁判の状況に見合ったものにすることで、裁判所の判断の適正化が期待される。
 
④ 裁判官の犯罪に公平性を欠く検察審査会
検察審査会の中に検察審査会事務局というのが置かれていて(j検察審査会法19条)、その検察審査会事務官は、裁判所事務官の中から、最高裁判所によって命じられる(検察審査会法第19条)。
被疑者が判事でである場合には、身内の事件を身内が扱うことになり、公平性を著しく欠いている。
( 検察審査会って裁判所の中にあるけど、本当に大丈夫なの? )


※ 公平性のある審査制度に改めることで、不正裁判をけん制できる。


大まかに上記の4つが挙げられますが、①~③においては共通点がありますが、お気づきでしょうか

①~③の問題点には、すべて上告の際の最高裁がかかわっている部分です。
 つまり、現行の制度は、最高裁がまともな裁判をしなくてもすむようなシステムになっていることです。
ですから、現行の制度や法律を見直すだけでも、かなり割合で裁判の適正化が図られるのではないでしょうか。


 裁判員制度を導入し、国民に負担や責任を押し付ける前に、まずは裁判所自らが現行の制度の不備を改めるべきです。

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Comment
No title
まったく、そのとおりですね!
行政訴訟、国家賠償、民事事件に裁判員制度を取り入れた方が私達にとって、ずっと身近な内容で裁判というものを、もっとも理解しやすいきっかけになるはずです。
それを、いきなり凶悪事件に適用させるなんてどう考えても何か裏がありそうです。
その前に、裁判所は、文書偽造の説明責任を国民に対し果たすべきです!
押印の上から印字させているなんて、とんでもないことです!!
v-42
Re: 黒猫さん
それから、郵便の不可解なルートのこともありますし、それらのことを国民に説明すべきです。

政権交代を目前に、「霞ヶ関解体」 なんて言葉が飛び交っていますが、最高裁がきちんとした説明ができないのであれば、最高裁もいっしょに解体していただきたいですね!

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
No title
まったくもって御もっともなご意見です。許可抗告なんて制度もありますが,あんなの通るわけない。

決定出した高裁が許可しないと受理されないなんて馬鹿げてる。

書いた本人に,アナタの決定おかしいから最高裁への抗告を許可しなさいよ,と言って誰が許可するんですか?

政治家やマスコミも法曹界には非常に気を使ってる。
報道見てればわかりますよね。

これを打破するには市民監視が絶対必要。
Re: ミラクルヤンさん
私なんかもそうであったように、実際に自分が裁判にかかわってみなければ知らないことがたくさんあります。
国民が無知であることをいいことに、裁判所に都合がよい不当な法律が、あたかも公正・中立な裁判を行うための正しい法律であるかのように運用されているんのです。

このようなことに、弁護士やマスコミ、政治家が、気がついていないはずがありません。
おっしゃるように法曹界に気をつかっているのかもしれませんね。
自分たちの既得権を守るために、裏で手を組んでいるのでしょう。

私たちが打破しなければなりません。
界面下での再審請求の動き
東住吉殺人事件の再審請求が受理された 他にも冤罪であることが明白は再審事件が幾つもある。
疑いの余地がない職務犯罪である当方の事件が何故ゆえにこれほどに公表が先送りしているか・・
この推測は多くの再審請求を続出することで誰にも判り易く司法犯罪を摘示する そのトリとなるのが我が事件と確信している。
当に憲政以来の司法威信の大きなうねりが見えてきた。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090808ddlk27040341000c.html
Re: 界面下での再審請求の動き
精密なDNA鑑定が可能になったことなどで、多くの冤罪が明らかになるでしょうね。

遂犯無罪さんの事件は、DNA鑑定とは関係ないかもしれませんが、トリとなりますこと期待しています。

「司法威信の多くなうねり」 → 「司法維新の大きなうねり」 のほうがピッタリかと思いますが・・・・
過去から連綿と続く調書問題
誤記で”維新”です 再審を認めるのは司法の威信を損なうことで堪え難いことだそうですW
あの帝銀事件の平沢氏が八王子医療刑務所で亡くならたニュースは刑務所ではカットされ新聞記事も墨塗りされていました 知ったのは出所後の事です。
これほど明らかな検事の偽造調書も国は絶対に認めないのです 偽造を書証で証明した当方の事件は司法の流れを変える壮挙なのです。
http://suihanmuzai.web.infoseek.co.jp/kensatukant.jpg.html

幾つかあるHNに・・”確信犯の冤罪主張””潜入被告人” 意味は字の如くです 警察と二年の抗争の末に逮捕されました しかし調べれば警察の職務違反が暴かれる。
告訴事実は時効が完成 検事はこのミスに気付いたがこの隠蔽工作をした この様子は手に取るように解り 発信する信書は検事が盗み読みする そこで錯乱目的に戯れ文を外部に発信・・
この秘密の暴露をする理由は 誣告者を提訴した裁判の代理人がこの信書を密やかに収集しており隠せなくなったw 本来は密やかな再審勝利後の国賠勝訴としたかったのです。

・・ということで本事件の真相を知るマスコミ等から共感も同情も賞讃もされないのです。
町内の痴話喧嘩に起因する馬鹿げたことで16年近く関っています。

さあ 明日から二週間 ツーリングで北海道に行きます 観光地・網走刑務所では獄食メニューがあるとか また下獄での分類に月形刑務所を希望したが適わず外からの見学とします。
Re: 過去から連綿と続く調書問題
やっぱり誤記でしたか。
博学の遂犯無罪さんですので、何か特別な意味合いがあって、敢えてそうしたのかと・・・・

遂犯無罪さんの事件のこと、詳しくはわかりませんが、ひどい話ですね。
ネット上では、司法に対する厳しい批判が盛り上がってきているので、しだいに流れが変わるかも知れませんね。

ツーリングでリフレッシュなさって来てください。
お気をつけてv-221
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過去の事件記録8で公開した審判に対し,真っ向から納得できない申立人は即時抗告をしました。 いかに子どもの気持ちをきちんと聞いて評価し,子どもの幸福を考えるように言っても裁判所は知らぬ顔です。 虐待などのどうしても仕方ない理由があるときだけ,渋々親権者の...
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ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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