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中断していた一審の裁判のおさらいです(一審・4)

09/14
5月中旬ごろから3回にわたり一審の裁判の経緯についてお伝えしていましたが、その後しばらく郵便の不正や政権交代の話題が入り中断してしまいました。
そちらの話題が一段落しましたので、また一審の裁判の続きを再開します。


まず今回は、過去に3回お伝えした一審の裁判のおさらいをします。
ということで、新たな問題点の指摘に神経を尖らせている方々も、今回はご安心なされたことと思います。
おおよその内容は、次のとおりです。


提訴する2か月ほど前から裁判の準備を始めた私は、その後何度か裁判所に足を運び、書記官に訴状の下書きのチェックを入念にしていただいた後、ついに2005年7月上旬、訴状を提出しました。
厳密なチェックの後、訴状は受理されました。


ところが、大仕事が終わりホッとしたのもつかの間、訴状提出の翌々日、担当の書記官から電話があり、裁判官に見せたところ、何点か手直ししていただくところがあるということでした。
裁判所へ出向くと、 “素人さんなので、しっかり準備をしてから始めましょう” ということで、
『夫の損害賠償請求をできるとする根拠を明らかにする(原告適格の問題)。被告公務員の不法行為の具体的な内容の特定、その故意または過失の内容を明らかにする。・・・・・』
5項目ぐらいについて、準備書面と必要に応じて書証を提出するようにということで、たくさんの宿題を出されてしまいました。

またもや難題に直面。
 しかし、これらの与えられた“課題”は、それから先、何をどう進めていけばよいのか、まったく検討がついていなかった私に、釈明すべきことがらを指示し、その後の裁判の方向性を私に気づかせてくれました。
ですから、この宿題を出してくださり、素人であることに配慮してくださった裁判官には、本当に感謝しています。


 何といいましても宿題の最大のテーマは、私が夫の分まで請求できるとする根拠、つまり、原告適格の問題です。
“裁判官は法律の専門家なのだから、わざわざ私が証明(説明)しなくても、事実関係から勝手に判断してくれるはず” などという考えは、大きな間違いのようです。
それは、裁判が 『弁論主義』 という制度をとっているからで、被告が、原告適格を否定するような主張をし、私が書面で反論できなければ、事件の内容に入る前に門前払い同然にされてしまうわけですから、その点を裁判官が配慮してくれたのだと思います。


無期限の宿題でしたが、2週間ほどかかって、かなりのページ数の準備書面が完成、書記官にチェックしていただき、書証を添付して提出、やっと、裁判を行う準備が整いました。

 国や行政を訴えるときに考えなければならないのは、組織としての国や行政に対して損害賠償請求をするのか、あるいは、公務員個人に対して請求するのかという問題です。
 残念ながら、判例(最高裁昭和53年10月20日判決・民集32巻7号1367ページ)では、国が国家賠償法1条1項の責任を負うとした場合には、その責任主体は国であって、公務員個人に対して損害賠償請求をすることができないとしています。
しかし、私の国家賠償訴訟においては、単に損害賠償のみを目的としているわけではなく、真相の究明も主要な目的としていましたので、加害公務員が訴訟に参加しないのであれば、真相の究明に著しく支障をきたすことになると考え、あえて、2人の公務員を被告に加え、国と、具体的には富岡労働基準監督署の署長と担当職員の三者を被告としました。

 ということで、裁判所に提出した私の訴状は、国(代表者 法務大臣)と2名の労働基準監督署の職員に送達され、それに対する答弁書が、第1回口頭弁論の5~6日前に、三者からそれぞれ届きました。
しかし、三者の答弁書は、どういうわけか、被告本人の名前の部分が違うだけで、内容が、一字一句同じでした。
尚 、労働基準監督署の職員2名の答弁書には、上述した公務員個人の責任を問うことは不適切で、被告適格を誤っていて不当であるということが、書き加えられていました。


被告らの答弁書には、改めて準備書面で主張するということで、原告適格と被告適格に対する反論以外は、訴状に対する簡単な認否が書かれているだけでしたので、それに対する私の主張を第2準備書面として、第1回口頭弁論の前日に提出しました。

概要を述べましたが、詳しくは下記をご覧ください。

「素人に配慮してくれた良心的な裁判官だっています! (一審・1)」
「裁判所内に本人訴訟のための図書室でもあればよいのに・・・・ (一審・2)」
「公務員に都合がよいように作成・適用されている国家賠償法 (一審・3)」

 形勢がジェットコースターのようにめまぐるしく変化した私の一審は、ここからスタートしたのでした。

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Comment
裁判官通信簿
前のエントリーのコメント欄に書かれていた“成績表”で一寸思い出しました。
私の知り合いに“議員の通信簿”を作っている人がいます。
例えば一般質問の回数などを一覧表にしています。

裁判官の場合統計を取るのは難しいかもしれません。
何しろ事件に遭った人しか分からないし、その人がまともかどうかも分からないし…。

何かヒントにでもなればと思い書いてみました。
Re: 裁判官通信簿
議員の質問回数のこと何かで見たことがあります。
一応は、評価の参考になりますね。

一方、裁判の場合は、同じ裁判官でも、注目される事件とそうでない事件では対応が異なると思いますし、私のケースのように判決書に書かれていることが実際の主張と異なっている場合など、判決書を見ただけでは気がつかないことが多いと思いますので、やはり難しいかもしれませんね。

こんにちは
私の場合は労基の方には恵まれていました。労働局と組合は最低でしたけど。

行政も司法も信用出来ないし
日本には社会正義なんてないと思いますが、裁判頑張って下さい。
Re: こんにちは
はじめまして。
コメントありがとうございます。

ラプツェルさんも雇用や労働関係のことで、ご苦労なさったのですね。
行政も司法も、自分たちのことばかり考えていて無責任です。
最高裁までいって、デタラメ判決が確定したことにはなっていますが、こんなことが許されてはなりません。
政権交代したことですし、次の手を検討しているところです。
ラプツェルさんも頑張ってください。
判決書が総て
ろーずまりーさん

こんな事例があります 被告として民事裁判で負けた男が、裁判はインチキだとクレイマー紛いな騒ぎを2CHで続けています。
彼は小学国語すら覚束ない稚拙な文章で“理不尽”ばかりを連発 そうした中で同じ裁判被害者の女性にストーカー行為をして暴行罪で起訴 十数回に及ぶ公判で国選は三人が付いたが何れも忌避申立をしています。
しかし国選解任は出来ない筈ですが適っているようです 前科もあったが一審は執行猶予が付き釈放 これまで1年10月収監されていました。
無罪主張をして控訴 また国選が二人 しかしこれも解任 その後新たなる国選が付いてもののこれも悪口雑言の罵倒は彼のHPに載せています。
先月に東京高裁は逆転無罪判決 しかし何らのニュースにもなりません 先月20日に無罪確定しました 2ch等でも無罪主張する彼を相変わらず嗤い者にしています 私は不審に思い彼の板に「巻頭の判決主文だけでは何のことか解らない 理解を求めたいならば全文を載せろ」

判決書は国民共有の財産です 裁判は別名「公事」と云います 個人情報などの問題がありますが特定する個人名なぞ除き出来る限り公開すべきと思います 刑事裁判と民事裁判とでは職権主義などでスタンスは少し変わりますが当事者主義には変わりありません。

私の事件では虚偽告訴人らを提訴した民事裁判は二年間の審理がされました。
判決当時も国外に居て代理人二人からFaxで請求棄却と伝えてきました しかし「何で敗訴になったか判決書が渡されず解らない」弁護士らしからぬ動転した内容でした。
判決の9日目やっと送達され来たが、中山節子裁判長は総ての提出証拠の評価を避けており 争点も「・・・はともかく」トンデモ判決との代理人の感想でした また控訴費用は不要だから控訴しろとも書いてありました。
思案の末に権力犯罪の本事犯は民事では闘えない 断念して刑事告訴を連発しました。

私の多くの裁判沙汰を載せたHpには刑事・民事の判決書も含め訴訟記録をアップしています しかも当方以外の氏名はそのままですw
唯一に載せていないのがこの中山判決書です これは反証で出来ない誣告者の悪口雑言をそのままに記載しており証拠の回避と併せ凡そ判決書の体を為していないのです。
以上 思いつくままに二つの事例を挙げて判決書公開の必要性を述べました。
判決書が総て
平成18年12月2日より、
苦しめられてきましたが!
平成21年8月5日に無罪に成りました。
北詰淳司です。

北詰さんもその周りの嵐もここには来ないでほしい
掲示板荒らしは見る方にとっては見せられる方は
不愉快極まりない。

こんなことを云われる淳司は 無罪判決を勝ち取った判決書の一頁だけしか開示していません。

>確かにそうある しかし全文を読まなければ判らない
当方の場合は無実だから無罪なのです。

>無罪であるのに隠すことがあるのか。
隠すのではなく、癪に障るのです!
http://6021.teacup.com/saiban/bbs?
Re: 遂犯無罪さん
遂犯無罪さんの不適切な記事を削除しましたので、お気を悪くされているかと思いましたが、今回は建設的なコメントをいただき、ありがとうございます。

判決書など裁判にかかわる一切を無制限に公開すべきということになりますと、裁判官や裁判員の秘守義務なんて全く必要なくてもよいことになりますので、プライバシーにかかわる部分は、ある程度守られるべきと思います。

不特定多数の人々に洗いざらい公開するということは、低俗な興味本位の対象になりかねませんので。

私の裁判で、ポイントになるところについては、2008年4~6月あたりの記事で部分的に公開しています。
一呼吸いれて
今日の書記官からの電話の内容を皆さんに聞いていただこうと開けてみると白熱した意見の交換になっており、私の話は今日はちょっと無理かなと思いました。

私達弱者は、情報の交換をしたり、助言しあったりしながら皆で手を取り合って黒い巨塔に立ち向かわなくてはならないので、お互いに歯に衣着せず意見を言い合うことは良い事です。

大切なのは論争?を終えたあとお互いの言い分というか主張も認め合ってすっきりとして今後も協力し合っていくことです。
仲間は多い方が心強いですし失いたくありません。

一般論としては黒猫さんのおっしゃっていることに共感される方もおられるかと思いますが、私も含めて国賠や行政訴訟には、ろーずまりーさんにしか分らないことがあるのだと思います。

おこがましいことを言ってすみません。これからも皆様宜しくお願い致します。
Re: 一呼吸いれて
こんばんは。
せっかく訪問していただきましたのに、大変失礼しました。
言いたいことを聞いてもらうだけでも、気持ちがすっきりすることもあります。
是非、またの機会に書記官からの電話のことをお話なさってください。

含蓄に富む温かいお言葉ありがとうございます。
訴訟はそれぞれのケースによって事情異なりますので、ケース バイ ケースであるべきだと思います。
バイオレットさんのケースについても、だいたい事情を察していますので、共感していただくお気持ちよくわかります。

こちらこそ、よろしくお願い致します。
No title
私のHPは2006年3月に立ち上げました、一年程してからワード検索で「裁判批判の会」からのアクセスが頻繁に続いていることを知りました。
開いてみると既に10号となっていて、このサイトの立上げは当方のhpから三ヵ月後です。
そして私も会員の「裁判を正す会」を批判する「8 裁判妄想マニアを斬る」
http://space.geocities.jp/justice_sekaijp/
この内容は、裁判・判決不満に対しての辛辣な批判です、鉾先になっている○嶋会長を知る私には戸惑う論旨ですが多分に誤解の部分があります。

穿った見方をすれば、○嶋会長は私の事件の全貌を知る民事の弁護士と連絡してどうも検事面前調書の署名鑑定をしている模様です、この根拠となるのは「八王子支部でも同じ偽造署名を支援・・」こうした記事がありました。
このサイトでしたが今は見当たりません しかし○嶋氏の国賠訴訟での懇談会でこの鑑定人・山田氏が挨拶をして話しかけたものの無視されましたw
http://mineko.cocot.jp/siryoukan/
宣誓書まで載せて とても解り易い事件・裁判経過です 参考にしたいものです。
2000年7月、偽造署名を会長に伝えてからこちらも戦闘モードとなり国会請願行動が始まりました。

思い込みかも知れませんが、裁判批判の会は、百年に一度有るか 否かの裁判調書類の偽造を証明した私の事件のインフォーマントが、裁判を正す会の手に在ることへのあてつけもあっての事かと推察しています、学際的に告発する「裁判批判の会」には○嶋氏らの裁判不満は看過できないのでしょうネ。

因みに今では32号となったこのサイトの主たるアクセスは「裁判妄想マニアを斬る」です、世間の関心は訴訟狂にあることも留意しなければなりません。

当ブログは書き込まれることを望まない当方には貴重な存在ですが どうも主様はステレオタイプで面白みが足りません、強大な権力との闘いは遊び心とゲリラ戦術で気長にすべきです。
確証バイアスでしょうか
これは二重処罰で満期出獄し強制送還された10日後に作成した報告書です。
二週間も待たせてこんな回答ありますか? まして冨島さんは7階の自社ビルの持ち主 
僅か5.6枚の紙切れ何処にでも保管できます。
http://suihanmuzai.web.infoseek.co.jp/090919.jpg.html
Re: 遂犯無罪さん
いろいろな会があるのですね。
裁判批判を、また批判する会も。
ちょっと見ただけでは、どれが正しくどれが間違っているということはいえませんが、一人ひとりが視野を広げて、適正な判断をすることが必要でしょうね。

おことわり
黒猫さんから、私のコメントの一部について削除の要請がありましたが、私のブログの信頼性にかかわることですので、この記事に対していただいた黒猫さんのコメント及びそれに対する私のコメントは、全て削除いたしました。

尚、それらに関連してコメントをいただきました遂犯無罪とバイオレットさんのコメントは、特に差しさわりがありませんので残させていただきます。
前後のつながりが不明のコメントとなってしまいますことを、ご了承ください。
一審のおさらい
裁判の経過を詳しく教えていただけることは、とても有り難いです。
これから、本人訴訟を始めようと考えている人たちにも大変参考になり役に立ちます。
国賠や行政訴訟は難しいと諦めているひとも勇気を出せるかもしれません。
たとえ敗訴になったとしても何らかの形で改善され、社会の役に立っていると思います。

私も最初から見直してみようと思います。
まず、被告に当たる裁判官の氏名を記載(相手方への配慮で)せず、担当の事件番号と日時を確定すれば、指名の特定になると考えたのは間違いだったかもしれません。
また、こういう行為はOOO条違反であると不法行為の特定をしたのを書記官が全て訴状から削除したのも間違いではないかと思い始めました。

前回の裁判では、私は最後まで校長と教諭3名を被告にしましたが、切手代がかなりかかりましたが、特別送達が本人に送られるだけでも自分のした行為に責任を感じてもらいたかったのです。
今回は費用節約のために、裁判官たちと書記官を被告にあげませんでしたが、ちょっと後悔しております。

一審のおさらいは大変参考になるので本当に有り難いです。続きをまたお願いいたします。
Re: 一審のおさらい
> 裁判の経過を詳しく教えていただけることは、とても有り難いです。
> これから、本人訴訟を始めようと考えている人たちにも大変参考になり役に立ちます。
> 国賠や行政訴訟は難しいと諦めているひとも勇気を出せるかもしれません。
> たとえ敗訴になったとしても何らかの形で改善され、社会の役に立っていると思います。

そようにおっしゃっていただくと、私のブログも少しは皆さんのお役に立っているのかと思い、うれしくなります。
国家賠償の場合、国の勝訴率が90%などといわれるなか、それでも勇気を持って行動に移すこと自体、価値があると思います。
訴訟を起こすことで、行政や公務員に、反省や改善を促すことになると思います。

一審では、担当の裁判官二人と裁判長の判断が明らかに異なっていましたので、コロコロと状況が変わる一審のことを書くというのは、また嫌なことを思い出すことにもなりますが、この状況を知っていただくためにも続けますので、よろしくお願いします。
勉強になります。
初めまして。ななと言います。
自分の娘が公立高校で怪我をしたため、県を訴え戦闘中の身であります。
裁判で検索していて こちらのブログを見つけ とても中身が濃いので 勉強させていただこうと思っています。
Re: 勉強になります。
はじめまして。
裁判をされている方から、そのようなコメントをいただき、私自身、記事を書く励みになります。
素人の目線だからだから気がつくこと、素人なので遠慮なく批判できることもあると思います。
不公正な裁判を正すため、そして、裁判をされている方のお役に立てますよう細く長く続けたいと思っています。

Re勉強になります。
初めまして。
ななさん 頑張って下さい。
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プロフィール

ろーずまりー

Author:ろーずまりー
趣味にスポーツにと、平凡な主婦の生活を送っていましたが、夫の長時間労働を労働基準監督署に相談したことをきっかけに、その生活は一転。行政の理不尽な対応に、自ら国家賠償訴訟をすることに。
理系の出身ですが、知的好奇心に駆られた私は、法律関係の勉強に、けっこうはまってしまいました。
中立性に欠ける国家賠償訴訟の実情を、より多くのみなさんに知っていただきたいと思い、ブログを開設いたしました。

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